【そろばん学習】に効果はある?幼児が身につけるまでを講師が解説

オンライン教育
そろばんあっぷっぷ代表 藤村大生
だいき先生

暗算十段の資格を小学生時代に獲得し、数々の大会で優勝。数字に対する強さを活かし、公認会計士・税理士・経営者としても活躍するトレーナーで幼児に対する指導実績も十分にあり、子供たちが楽しく学べるための丁寧なプログラム作りは多くの成果を出しています。

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そろばんってどうやって学習していくの?

こんにちは、そろばんあっぷっぷ代表の藤村です。私は普段そばんあっぷっぷで100名弱の幼児達、またそのご両親に向けてオンラインでそろばん学習の方法を日々伝えていき、また日々のチャレンジに対してどのように進めていくべきかをサポートしながら子供たちの成長のサポートを行っています。

今回は幼児がそろばんを初めて、どのように学習していく、どのような効果が出てくるのか記載していきます。学習スピードについても記載していますが、こちらは多少の個人差が出てくることについてはご留意ください。

そろばん学習のプロセス

    1. そろばんの動かし方を学ぶ
    2. 足す、引くの基本動作を学ぶ
    3. 足す、引くをスムーズにできるようにする
    4. 暗算にチャレンジする
    5. かけざん・わりざんにチャレンジする

この5つのステップに沿って大まかにそろばん学習は進んでいきます。

☝️これと同時に暗算の練習も入っていきます

それぞれのステップについて簡単に説明していきます!

💡 そろばんの動かし方を学ぶ

そろばん学習を始めてからまず初めにやることは、単純な繰り上がりなどのない単純な足し算、引き算を学んでいきます。ここでは足し算、引き算を学んでいくということよりは、そろばんを正しい指で動かしていくということを重視してやっていきます。

ここから先、足し算、引き算だけでなく、かけざんやわりざん、暗算にもチャレンジしていく中で最も重要なことがこの正しい指でそろばんを動かせるかどうかになってきます。

そうとは言ってもそろばんの動かし方は6つの動きに集約されるので、3歳、4歳ぐらいから始めた子供たちは1ヶ月もあればしっかりこのそろばんの動かし方をマスターすることができます。

💡 足す、引くの基本動作を学ぶ

正しい指でそろばんを動かせるようになると、ここからは少しその指の使い方を応用して、10への繰り上がり(例えば3+9)や10からの繰り下がり(例えば12-3)のような計算をしたり、5への繰り上がり(例えば2+3)や5からの繰り下がり(5-3)の練習をしていきます。

ここは各そろばん教室によって教え方は様々かと思いますが、例えば私が運営しているそろばんあっぷっぷでは、6つの魔法の言葉(掛け声)を覚えて、どんな問題でも足す、引くの基本動作ができるようになります。

ここまで来るのに、3~4歳で初めて早い子で2~3ヶ月、平均して7~8ヶ月で進んでいきます。
💡 足す、引くをスムーズにできるようにする

そろばん学習の最も魅力的な効果は「圧倒的な計算能力の獲得だと考えています。この『圧倒的』とは、速く正確にと私は定義づけしています。

上で、足す、引くの基本動作を学んだ後は、そろばんは指を動かして計算していくものであり、その指の動きが自然と動いていくようになるまで、どんどん練習していきます。

例えて言うと、子供・幼児が自転車を無意識にこげるようになるのと同じように、そろばんを使って無意識に指が動き計算できるようになっていきます。

ここまでで、3~4歳で初めて早い子で5~6ヶ月、平均して約1年で進んでいきます。
💡 暗算にチャレンジする

そろばんを学ばせる目的として、多くのご家庭がそろばんができるようになることを目的とはしていません。そろばんを学んだことによって、暗算をできるようにしていくことを目的にするご家庭が多く、私もそこが一番魅力的と考えています。

上の過程までで、足す、引くことがスムーズにできるようになった子は本格的に暗算の練習に入っていきます。もちろん、ここよりも前の段階で少しずつ暗算の練習も行っていきますが、ここから本格的に暗算の練習も入れていきます。

暗算は頭の中にそろばんをイメージし、そのイメージ上のそろばんをしっかり指を動かして計算していきます。そのため足す、引くという基本動作がスムーズにできるようになっていることが効率的に暗算能力をあげていく条件としてこのタイミングで本格的に暗算にチャレンジしていきます。

 

💡 かけざんにチャレンジする・わりざんにチャレンジする

足す、引くという基本動作がしっかり身についた後は、その技術を使ってかけざんやわりざんにチャレンジしていきます!

ここまで来ると、足す、引くという基本動作がとてもスムーズにできるようになっているので、後は九九を使って、九九を足していくとかけざん、九九を引いていくとわりざんができるようになります。この段階で一つ壁として出てくるのが、九九ですが、このタイミングで九九を覚えておくと非常に効率的に子供たちは3歳、4歳、5歳の段階でかけざん、わりざんがすらすらとできるようになっていきます。 九九を覚え始めるタイミング等については後述します。

 

上述したような流れでそろばん学習は進んでいきます。もちろんこれ以降もどんどん新しいことにチャレンジしていきます。そろばん学習ではただ、足す、引く、かける、わるの四則演算をするだけでなく、級が進んでいくと例えば文章問題であったり、ルートの問題もできるようになります。ちなみに文章問題では、昨今注目を集めている金融教育の分野についても学習することができます

九九はいつから覚えた方がいい?覚え方は?

それでは、上述した5つのそろばん学習のプロセスの中で一つの壁として現れてくる、九九について記載していきます。

💡 そろばん学習が始まって3~5ヶ月目ぐらいから覚え始めましょう

九九については覚えることから始まっていきます。ここについては必殺技はなく、しっかり覚えていく必要があります。とはいっても、全く慌てる必要はありません。

上述したように、九九を使うようになるのは、STEP5になるので、そろばんを初めて速い子で半年後からになります。

九九は1の段から9の段まであるので、例えば1週間に1つの段を覚えていけば2か月ちょっとで覚えることができます。なのでそろばん学習を初めて、3~4カ月後から覚え始めていくのがベストなタイミングかなと個人的には思っています。

💡 その子、その子に応じた覚えやすい方法を見つけてあげましょう。

よくお父さん、お母さんからどういうふうに覚えていけばいいですか?と質問を受けます。ここに関して明確な答えを私自身持っているわけではありません。というのも、その子その子に応じて得意とする記憶方法が違っていると感じます。

例えば、目で見て覚えることが得意な子がいたり、音で聞いて覚えることが得意な子がいたりするなと実感しています。目で見て覚えることが得意な子については、例えばお風呂に九九表のシートを貼ったりして覚えたりする方法もありますし、音で聞いて覚えることが得意な子については、例えばyoutubeなどで九九の歌を探したりして覚えていく方法もあります。

いろいろ試してみて楽しんで九九を覚えていきましょう。

💡 完璧を求めない!

九九を覚えていくにあたって一つアドバイスがあるとすれば、完璧をもとめないことです!とにかく一通りざっと九九を言えるかなぐらいで構いません。

この先どんどん九九を使っていくことによって自然とスムーズに九九が正しく使えていくようになるので、最初から完璧を求めすぎず、だいたい言えるなぐらいで進んでいきましょう。

最後に!

今回はそろばん学習のプロセスについて書いていきました。 子供たちは新しいことにどんどんチャレンジし、しっかりと成長を見せてくれます。新しいことにチャレンジし、時には壁にぶつかりながらもそれを乗り越えていく経験を積むことも非常に子供の成長にとって大切なことだと思います。

また成長をしっかりと子供たち、お父さん、お母さんが実感できることも重要だと思います。 是非子供たちの日々のチャレンジをサポートしてあげながらどんどんチャレンジしていきましょう。

オンラインそろばん教室「そろばんあっぷっぷ」

私が提供しているそろばんあっぷっぷでは小学生未満のお子様が大半を占め、(小さい子であれば年少さんになったばかりの子)と、一緒にオンラインにてマンツーマンでそろばん、暗算にチャレンジしていきます!

お父さん、お母さんがびっくりする成長を日々見せてくれるので是非ご興味ある方はこちらのサービスページからお問い合わせください。

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